ポピュリズム、経済への影響力は金融・財政政策上回る公算-ダリオ氏

ヘッジファンド運営会社ブリッジウォーター・アソシエーツの創業者であるレイ・ダリオ氏は、ポピュリズム(大衆迎合主義)の台頭を極めて深刻に捉えている。

  同氏は22日発表した81ページにわたるリポートで、英国や米国、イタリア、フィリピンなどで台頭したポピュリズムが少なくとも向こう1年間は経済に対して金融・財政政策よりも強い影響力を持つとの見方を示した。

  ダリオ氏がブリッジウォーターの同僚3人と執筆したリポートでは、「経済情勢を形作る上でのポピュリズムの役割は、伝統的な金融・財政政策よりも恐らく強いとわれわれは考えている」とし、「現在政権を握るポピュリストらがどの程度典型的なポピュリストになるのかを示唆し、また今後の選挙であとどれだけのポピュリストが政権入りするかが決まる中で、今後1年程度でさらに多くの事が分かるだろう」と記した。

  リポートではヒトラーら過去に存在したポピュリストの指導者14人についての分析も行っている。ただ現在政権に就いている指導者については、「現在権力を握っている、もしくは今後握る可能性のある指導者についての分析は依然執筆中だ」として詳細は記していない。

  トランプ米大統領の予想外の選挙戦勝利以降、ポピュリズムはダリオ氏の重要な注目点となっている。トランプ大統領についてダリオ氏は、「われわれはドナルド・トランプ氏をポピュリストと捉えているが、彼については答えよりも疑問の方が多く、他のケースを基にトランプ氏がより典型的な道をたどるのか、それとも大きくそれるのか分析を進めている」と説明した。

原題:Dalio Says Populism May Be Stronger Than Fiscal, Monetary Policy(抜粋)

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