米ゼネラル・エレクトリック(GE)は22日、一定の財務目標を達成できなかった場合には経営陣の賞与を削減する方針を明らかにした。アクティビスト(物言う株主)のネルソン・ペルツ氏との協議後、ジェフリー・イメルト最高経営責任者(CEO)がコスト削減を約束した。

ジェフリー・イメルトCEO
ジェフリー・イメルトCEO
Photographer: Christophe Morin/Bloomberg

  今年、産業部門の営業利益172億ドル(約1兆9200億円)との目標と、「ベースコスト」を10億ドル引き下げて239億ドルとする新たな目標を達成できなければ、幹部報酬を20%カットする。来年のコストに関しては229億ドルとの目標を設定した。

  ペルツ氏率いるトライアン・ファンド・マネジメントは2015年にGE株を取得。それに先立ち、GEは金融部門を縮小して航空機エンジンやガスタービン、油田装置の製造に軸足を戻したが、イメルトCEOの指揮下での株価上昇は昨年失速し、S&P500種株価指数を下回るパフォーマンスとなった。

  トライアンは発表資料で、「GEが財務コミットメントを満たせるよう後押しするための新たなイニシアチブを巡り、トライアンはこの1カ月、上級幹部との対話を強化していた」と説明した。同社はGEの株式を約6700万株、時価で約20億ドル相当保有する。GE株は21日までの1年間で5.5%値を下げた。S&P500種株価指数は同期間に14%値上がりしている。

ネルソン・ペルツ氏
ネルソン・ペルツ氏
Photographer: Patrick T. Fallon/Bloomberg

  GEが利益とコストの両方の目標を達成すれば、幹部への17年の現金賞与は20%引き上げられる。どちらか一方の目標のみを達成した場合には賞与の額は変わらない。

  昨年のイメルトCEOの報酬は35%減の2130万ドルだった。

原題:GE Ties Bonuses to New Targets After Peltz Pressures Immelt (1)(抜粋)

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