マレーシアの政府系投資会社1マレーシア・デベロップメント(1MDB)を巡る資金洗浄疑惑の捜査で、資金流用に関与した疑いが持たれているロウ・ジョー氏の訴追手続きを米当局が準備している。米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ、オンライン版)が報じた。

  匿名の複数の関係者からの情報を引用し、WSJ紙が伝えたところでは、ロウ氏とその仲間は通信詐欺についても刑事責任が問われる見通し。同紙によれば、捜査は継続中であり、訴追手続きの計画が変更されたり、断念されたりすることもあり得る。訴追手続きが開始されるタイミングは明らかでない。

  米検察当局はかねて、1MDBからの数十億ドルの資金流出を招いた数十件の違法な支払いに関係するスキームを巡り、ロウ氏が司令塔だったと位置付けている。米司法省は、1MDBから35億ドル(現在の為替レートで約3900億円)余りが不正に流用され、米国の銀行システムを通じて約10億ドルの資金洗浄が行われたと昨年7月に発表した。

  司法省に電話で報道に関するコメントを要請したが、これまでのところ返答はなく、香港に拠点を置くロウ氏の会社ジンウェル・キャピタルに訴追手続きの可能性について電子メールでコメントを求めたが、やはり返答はない。不正行為を一貫して否定している1MDBからもこれまでのところコメントは得られていない。

原題:U.S. Preparing Charges Against 1MDB Financier Jho Low, WSJ Says(抜粋)

最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE