米国の「圧倒的」商機に社運賭ける7兆円運用のファンドマネジャー

  • ケイムズにとって米市場は英国と同じ規模になり得る-CEO
  • トランプ政権の政策で景気に弾みも、ケイムズの戦略後押しへ

600億ドル(約7兆円)を運用するスコットランドのファンドマネジャーは、トランプ政権下の保護主義台頭という話題を一笑に付し、米国での「圧倒的」チャンスに注目している。

  オランダの生命保険会社エイゴンの傘下にあるケイムズ・キャピタルのマーティン・デービス最高経営責任者(CEO)は、「当社にとって米国は英国と同じ規模になり得る。米国は巨大な市場だ」と語った。同社は現在、資産の約8割を英国で運用している。

  米国はケイムズにとって未開拓の市場。同国で運用資産をほとんど持たず、投資商品の提供を始めたばかりだ。デービス氏によると、トランプ氏が権勢を振るうことで景気に弾みが付く可能性が高く、ケイムズの戦略をタイミングよく後押しするという。

  デービス氏はケイムズの本社があるエディンバラでインタビューに応じ、トランプ米大統領について、「世界市場には良くないが米国には良いと大方の人は受け止めている。トランプ氏が税制や景気刺激でどんな措置をやり遂げるか注目する必要がある」と語った。

  ケイムズは1998年以降、エイゴンの完全子会社。スコットランドでは、近く合併するアバディーン・アセット・マネジメントとスタンダード・ライフに次ぐ規模の大手資産運用会社の一角だ。

  デービス氏はまた、ケイムズが米事業を企業の合併・買収(M&A)を通じてというよりも自前で拡大する方針だと説明。同社は比較的ディフェンシブな投資アプローチを取り「市場のボラティリティーをつかむスペシャリスト」であるため、トランプ政権の「米国第一」主義のレトリックが相場乱高下に拍車を掛ければ同社には追い風で成功をつかめると語った。

原題:‘Mind-Blowing’ U.S. the Future for One $60 Billion Money Manager(抜粋)

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