中東の航空各社、電子機器機内持ち込み禁止で米英行き便の運航に影響

  • 空港でのチェックイン手続きの遅れ、搭乗率低下の可能性も
  • トルコ航空の株価下落

米国当局が中東からの旅行者に対し、安全保障上の懸念があるとして電子機器の航空機内持ち込みを制限、英国も追随したことで、中東の航空各社への影響が広がっている。

  米国が対象としたのはドバイ、アブダビ、ドーハ、カイロ、イスタンブールなど計8カ国の都市からの出発便で、1日に約50便が影響を受ける可能性がある。アナリストたちは、空港でのチェックイン手続きの遅れや客が代替路線を選ぶことによる搭乗率の低下を予想している。

  米国土安全保障省によると、テロ集団が「さまざまな消費者向け製品に潜り込ませた爆発物」などの方法で航空機を狙っている可能性があるとの情報があることから打ち出した措置。ノートパソコンや携帯型DVDプレーヤーなど、携帯電話より大きな電子機器は搭乗機の貨物スペースに預け入れなければならない

  英国の制限対象となったのはトルコ、ヨルダン、エジプト、サウジアラビアの他、米国の対象には含まれないチュニジア、レバノンを加えた計6カ国からの出発便。ブリティッシュ・エアウェイズや格安航空会社イージージェットなど英国を拠点とする航空会社を含む14社が影響を受ける。カナダの運輸相によると、同国も対応を協議している。

  米英双方の制限措置の影響を受けるトルコ航空の株価は21日に下落し、前日比2.9%安の5.74リラとなった。他に影響を受けるエミレーツ航空などのペルシャ湾岸の大手航空会社は未上場。米国の航空会社は対象となる都市からの便を運航していない。

原題:Mideast Airlines Face Laptop Bans on Flights to U.S., U.K. (1)(抜粋)

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