22日の日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の終値は次の通り。

  金融:第一生命ホールディングス(8750)が前日比6.3%安の2054円、野村ホールディングス(8604)が4.5%安の712円、三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)が4.3%安の713.7円など。トランプ政権の成長重視政策が米国議会を通過しないとの懸念が広がり21日の米国株は大幅安。米10年債利回りは約4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%) 下げて2.42%となった。大和証券投資戦略部の石黒英之シニアストラテジストは、米長期金利との相関性が強い日本株は、米金利の上昇が止まってくると世界株に対しアンダーパフォームしやすい、と述べた。東証1部33業種の下落率で保険は1位、証券・商品先物取引が2位、銀行が4位。

  日本写真印刷(7915):6%安の2853円。台湾のタッチパネルメーカーTPK(宸鴻科技集団)と中国のO-Film(深セン欧菲光科技)は21日に資本提携を発表した。マッコーリー証券では同提携を受け、従来は100%とみていたタブレットPCやスマホ向けの静電容量タッチパネルセンサーでの日写印のシェアが60%に落ちる可能性があると指摘した。

  日立マクセル(6810):8.4%安の1999円。日立製作所(6501)は21日に保有する日立マクセル株の一部を売却すると発表。議決権所有割合は従来の29.52%から14.76%に低下する予定で、持ち分法適用会社ではなくなる。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、短期的には需給悪化がマクセルの株価にマイナスの影響を与えると指摘した。

  任天堂(7974):4.3%高の2万7405円。みずほ証券は21日付で目標株価を3万4000円から4万円に引き上げ、投資判断「買い」を継続した。新型ゲーム機「スイッチ」の出だしは期待以上と指摘、大ヒットした「Wii」並みの普及も夢ではないと分析した。「スイッチ」の累計販売台数予想を3000万台から4000万台にまずは引き上げ、18年3月期営業利益予想も1000億円から1150億円に増額した。

  全国保証(7164):6%高の3825円。2017年3月期純利益計画を173億円から前期比12%増の192億円に上方修正すると21日に発表。主力の民間金融機関住宅ローン保証事業が順調な上、与信費用の減少も寄与した。期末配当予想を55円から61円に引き上げた。同時に発表した3カ年中期経営計画では20年3月期の純利益目標を237億円と設定した。  

  佐藤渡辺(1807):12%高の337円。17年3月期の営業利益見通しを12億4000万円から20億7000万円に上方修正すると22日午後1時に発表。選択受注の徹底や不採算工事の減少で利益率が改善した。期末配当予想も7円から10円に引き上げる。

  常磐開発(1782):3.2%高の609円。17年3月期純利益見通しを9億円から11億円に上方修正すると21日に発表した。建築・土木工事の利益率が向上した。期末配当予想を20円から22円に引き上げた。

  リボミック(4591):5.2%高の743円。国内医薬品大手のアステラス製薬(4503)とアプタマー医薬品の開発に関する共同研究契約を締結することで合意したと21日に発表。アステラ薬から受領する研究費を各事業年度の事業収益として計上する。業績下支え効果などが期待された。

  シード(7743):3.6%高の1980円。28日付で東証2部から1部に指定替えになると発表。流動性向上や投資家層の拡大が期待された。

  澤藤電機(6901):80円(31%)高の337円ストップ高。岐阜大学との共同研究でアンモニアを原料に高純度水素を製造する装置を開発したと22日に化学工業日報が報道した。常温・常圧・無触媒で製造が可能で、燃料電池での発電も確認したという。同紙ではアンモニアを燃料とする燃料電池自動車が実現する可能性もあるとしている。

  マクロミル(3978):22日に東証1部に再上場した。初値は公開価格1950円に対して4.3%安い1867円。初値形成後も売りが優勢となった。インターネットを活用した市場調査を中心に、リサーチサービスやマーケティングに関するコンサルティングなども手掛けている。終値は1680円。

  フルテック(6546):22日に東証2部に新規上場した。初値は公開価格600円の2.1倍に相当する1230円。自動ドア装置の販売や施工、保守サービスを中心に駐輪システム、喫煙所システムの「トルネックス」の販売なども手掛ける。終値は985円。

  力の源ホールディングス(3561):21日に東証マザーズに新規上場し、上場2日目に付けた初値は公開価格比3.7倍の2230円だった。同社は博多豚骨ラーメンの「一風堂」や「IPPUDO RAMEN EXPRESS」など飲食店ブランドの経営管理を国内外で行う。14年12月には海外事業の拡大を目的にクールジャパン機構が出資。終値は2630円。

  インターネットインフィニティー(6545):21日に東証マザーズに新規上場し、上場2日目に付けた初値は公開価格比3.8倍の5040円だった。同社は在宅介護サービスのほか、リハビリ型デイサービスのレコードブックの運営、介護支援専門員サイトなどを手掛ける。終値は4450円。

最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE