中国人民銀が資金供給、銀行間で一部金融機関の返済滞る-関係者

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  • 複数の農村商業銀行などが期限内に返済できなかったと関係者
  • 中国7日物レポ金利は2015年4月以来の高水準に上昇していた

中国人民銀行(中央銀行)が金融システムに数千億元を供給したと、事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。一部の中小金融機関が銀行間市場で借り入れを返済できなかったことが背景にあるという。

  情報が公になっていないとして匿名を条件に語った同関係者らによれば、20日に銀行間市場での返済が行われず、21日に資金が供給された。匿名で語ったトレーダー3人によれば、返済が滞った金融機関には複数の農村商業銀行が含まれる。関係者の1人によると、ある借り手は5000万元(約8億1000万円)未満の翌日物レポの返済が滞った。

  中国短期金融市場の指標金利である7日物レポ金利は今週、2015年4月以来の高水準に上昇した。金融機関が四半期末の規制要件を満たすために資金を抱えるなど複数のテクニカル要因を反映した動きで、中小行にとって流動性が引き締まっている。

  ビルバオ・ビスカヤ・アルヘンタリア銀行(BBVA)は、人民銀が借り入れコスト上昇を容認することで過度にレバレッジを働かせる銀行に警告を与えている可能性を指摘。同行の夏楽チーフエコノミスト(香港在勤)は、「人民銀と金融機関との間の綱引きだ」と述べた。  

  人民銀は資金供給についてコメントを控えた。

原題:PBOC Said to Inject Funds After Missed Interbank Payments (2)(抜粋)

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