中東と北アフリカの10カ所の空港から米国へ向かう旅行者は、トランプ米政権の新たな規制により、大きめの電子機器の大半をチェックイン時の預け入れ荷物の中に入れなければならなくなる。

  米国土安全保障省が米東海岸時間21日午前3時(日本時間午後4時)に10空港と米国を結ぶ便を運航している航空会社向けに緊急令を出した。安全保障上の脅威の恐れが生じたため、ノートパソコンや携帯型DVDプレーヤーなど、携帯電話より大きな電子機器は搭乗機の貨物スペースに預け入れなければならないという。政権幹部が20日夜に匿名を条件に記者団に話した。

  ヨルダンとエジプト、トルコ、サウジアラビア、クウェート、カタール、アラブ首長国連邦、モロッコの空港が対象となる。

  同幹部は説明の際に差し迫った脅威を具体的に特定しなかったが、新たな規制は情報の分析に基づくものだと述べた。預け入れが必要な電子機器は航空機に対する過去の攻撃の際に使われてきたと、幹部の1人は明らかにした。2016年2月に起きた旅客機爆発では、ダーロ航空の機内で乗客がノートパソコンの中に爆弾を隠していたという。

  国土安全保障省が21日発表した声明によると、米国内線や米国を出発する便は影響を受けない。規制の対象となるのはエミレーツ航空とエティハド航空、カタール航空、ヨルダン航空、エジプト航空、トルコ航空、サウディア、クウェート航空、モロッコ航空。

原題:U.S. to Force Fliers From 10 Mideast Airports to Store Devices(抜粋)

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