中国の石炭エネルギー会社、中国神華能源が先週末明らかにした特別配当の実施は市場の予想外だったが、この動きへの追随期待から他の国有企業の株式が値上がりするまでそれほど時間はかからなかった。

  神華能源が1株当たり2.51元の特別配当を実施すると17日引け後に発表したことを受け、チャイナ・モバイル(中国移動)や大秦鉄路などの国有企業株は20日、軒並み上昇。神華能源株も香港市場で2008年以来の大幅高を記録した。投資家は長い間、巨大国有企業の株主還元強化を求めてきたが、今回の神華能源による動きは国有企業各社がようやくこうした声に耳を傾けつつある可能性を示す具体的な兆しとなった。

  ジェフリーズ(香港)のアジア石油・ガス株責任者、ラバン・ユ氏は「こうした配当支払いは国有企業の歴史で一度もなかった」と指摘。「これは大変なことであり、国有企業に対する配当の支払い圧力は強い」と述べた。

  中国国際金融(CICC)の王漢鋒氏率いるアナリストチームは20日の調査リポートで、中国移動や大秦鉄路、中国工商銀行(ICBC)、セメントメーカーの安徽海螺水泥が「次の神華能源」になる可能性がある企業の一角だと分析した。

原題:China Shenhua’s Dividend Excites Market Hungry for SOE Yield (1)(抜粋)

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