米大統領、下院議長のオバマケア代替案を積極擁護せず-反対根強い中

  • トランプ大統領はこれまで支持者らに同法案の支持を強く呼び掛けず
  • 失敗した場合に備えて政治的に距離を置こうとしている可能性

トランプ米大統領は医療保険制度改革法(オバマケア)が米国にとっていかに問題かとの持論を大いに展開しているものの、ライアン下院議長が週内に本会議採決を計画しているオバマケア代替法案の擁護には不熱心だ。同法案には保守派とリベラル派の双方が反対している。

  ライアン議長は自身の法案をトランプ大統領が最後には救ってくれると期待していると述べており、大統領は21日午前に連邦議会議事堂を訪れ、下院共和党に直接話す予定。共和党関係者2人が明らかにした。

  しかしトランプ大統領はこれまでのところ、自分の熱心な支持者に同法案の支持を強く呼び掛けていないし、国民の支持拡大も図っていない。同法案に反対している共和党のランド・ポール上院議員とトーマス・マッシー下院議員の地元であるケンタッキー州で20日夜に開かれた集会でトランプ大統領はライアン議長の法案についてほとんど触れなかった。

  トランプ大統領に加え、ペンス副大統領も同下院法案に熱心でない。これはホワイトハウスが同法案成立へ後押しするよりも、失敗した場合に備えて政治的に距離を置こうとしている可能性がある。

  共和党の世論調査専門家、フランク・ランツ氏は「世論の圧力を喚起できる人はトランプ大統領以外にいない。今こそ世論に訴えるべき時だ」と指摘した。

原題:Trump Mounts Muted Defense of Ryan’s Unpopular Health Bill (1)(抜粋)

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