21日の日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の終値は次の通り。

  自動車部品株:ミネベアミツミ(6479)が前営業日比2.8%安の1576円、ジェイテクト(6473)が2.6%安の1876円、小糸製作所(7276)が3%安の5880円など。ドル・円相場が一時1ドル=112円20銭台と2月末以来の円高水準に振れたほか、トヨタ車体の工場火災も売り材料視された。日本アジア証券の清水三津雄エクイティ・ストラテジストは、世界的な設備投資拡大期待でベアリング株は買われてきたため、円高で利益確定売りが出たと指摘。また、20日夕に発生したトヨタ車体いなべ工場(三重県)での火災事故も心理的に悪影響を与えた、との見方も示した。

  コニカミノルタ(4902):2.3%安の1075円。ゴールドマン・サックス証券は20日、投資判断を「買い」から「中立」、目標株価を1400円から1250円に下げた。従来想定に比べ情報機器事業の収益性改善が遅れており、A3複合機の販売台数、ノンハード製品の売り上げ堅調を利益に落とし込めていない点が気掛かりとした。2017年3月期の営業利益予想を516億円から494億円に減額、会社計画は550億円。

  任天堂(7974):2.7%高の2万6265円。メリルリンチ日本証券は17日付リポートで、新型ゲーム機「スイッチ」の生産台数を年1600万台に倍増するとの前週末の米紙報道について、同証の18年3月期前提650万台を大幅に上回る水準で驚きとし、ゲーム専用機事業の収益改善が想定を上回るピッチで進むことを示唆していると評価した。また、岩井コスモ証券の川崎朝映シニアアナリストは、家電量販店が週末に行ったスイッチの追加販売も即刻売り切れたようで、業績拡大期待が強まっているとの見方を示した。ブラウザコンポーネントがスイッチに採用されているACCESS(4813)も12%高の955円と大幅続伸。

  タカタ(7312):5.3%安の486円。共同通信は17日夜、取引先の自動車メーカーがタカタに対し、法的整理の債権者申し立てを検討していることが分かったと報じた。メーカー側はこれまでタカタに法的整理を求めてきたが、タカタ側が拒否、強硬策を視野に入れるという。

  住友不動産販売(8870):ストップ高水準となる501円(17%)高の3405円。住友不動産(8830)が21日から1株3600円で株式公開買い付け(TOB)を実施する、と17日に発表。TOB価格へのさや寄せを見込む買いが入った。

  クラレ(3405):3.4%高の1725円。みずほ証券は17日、投資判断を「中立」から「買い」、目標株価を1720円から2050円に上げた。強靱(きょうじん)な財務体質や親水性ポリマー事業群での高い競争力を踏まえると、現在の株価は割安と分析。17年12月期の営業利益は760億円と、会社計画(700億円)を上回るとみる。会社計画は交易条件やビニールアセテートの数量前提を中心に保守的との認識を示す。

  ブラザー工業(6448):3.5%高の2400円。ゴールドマン・サックス証券は20日、投資判断を「中立」から「買い」、目標株価を1950円から2640円に上げた。18年3月期はスマートフォンのケーシング向け需要を取り込み産機事業の収益性が大幅に改善するとみて、営業利益予想を591億円から686億円に増額した。

  タカラレーベン(8897):4.1%安の535円。BNPパリバ証券は17日、投資判断を「買い」から「ホールド」、目標株価を1160円から530円に下げた。

  レーザーテック(6920):4.4%高の3040円。大手マスクブランクスメーカーから次世代のマスクブランクス欠陥検査装置を約40億円で受注したと21日午後2時に発表した。売り上げに計上されるのは19年6月期以降だが、同社の17年6月期連結売上高計画は166億円で、業績に対するインパクトは大きいとみられた。

  オハラ(5218):12%高の1370円。16年11月ー17年1月期(第1四半期)の営業損益は8000万円の黒字だった、と17日に発表。前年同期は2600万円の赤字。生産性の改善や販売・一般管理費の減少などが寄与した。

  ホソカワミクロン(6277):3.2%高の880円。岩井コスモ証券は17日、投資判断を「Bプラス(中立プラス)」から「A(アウトパフォーム)」、目標株価を620円から1020円に上げた。会社側の為替前提は1ドル=100円で保守的などとし、17年9月期の営業利益は42億円と会社計画の37億5000万円(前期比2.5%増)を上回ると予想した。

  アイドママーケティングコミュニケーション(9466):4.6%高の804円。17年3月期末の配当予想を1株5円から15円に増額する、と21日午前11時に発表。東証1部上場記念配5円を含む。

  力の源ホールディングス(3561):21日に東証マザーズに新規上場し、公開価格の600円に対して2.3倍の1380円買い気配のまま終了。博多豚骨ラーメンの「一風堂」や「IPPUDO RAMEN EXPRESS」を中心に、全米のチャイニーズレストラン「PANDA EXPRESS」の日本国内運営など国内外で経営管理を行う。

  インターネットインフィニティー(6545):21日に東証マザーズに新規上場し、公開価格1320円の2.3倍にあたる3040円買い気配のまま終えた。在宅介護サービスのほか、リハビリ型デイサービスのレコードブックの運営、介護支援専門員サイト「ケアマネジメントオンライン」などシニア・シルバーマーケティング支援事業も手掛ける。

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