米塗料メーカーのPPGインダストリーズは、オランダの同業アクゾ・ノーベルへの新たな買収提案を準備している。事情に詳しい関係者が明らかにした。PPGは先に提案を行ったが拒否されている。

  新たな提案の正確な内容は分かっていない。アクゾは9日、PPGによる209億ユーロ(約2兆5300億円)相当の一方的な買収提案について、自社の価値を大きく過小評価しているとして拒否した。PPG、アクゾのいずれの広報担当者もコメントを控えている。

  アクゾの主要安定株主の1社はPPGによる新たな提案があれば慎重に検討するよう同社に求めている。協議が非公開であることを理由に、同株主の立場に詳しい関係者が先に匿名を条件に語った。

  資産家のポール・シンガー氏が創設したヘッジファンド運営会社エリオット・マネジメントは買収額引き上げについてPPGと協議するようアクゾに呼び掛けていると、事情に詳しい関係者が先週明らかにしていた。

  業界最大手の両社の合併は欧米の独禁法当局による徹底的な調査につながる可能性がある。アクゾは「デュラックス」や「ハンマーライト」、PPGは「オリンピック」「ピッツバーグ」といったブランドをそれぞれ持ち、両社は欧州の多くの国の建築塗料市場で大きなシェアを占めている。

原題:PPG Said to Prepare New Akzo Bid After $22.4 Billion Failed (1)(抜粋)

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