ドイツ銀:17年収入「ほぼ横ばい」、昨年賞与は09年来最小-株価下落

更新日時
  • 景気回復と金利上昇が事業縮小の影響緩和へ
  • 2017年は通常の報酬システムに回帰へ

ドイツ銀行は、今年の通期収入が前年比でほぼ横ばいとの見通しを示した。20日公表した年次報告書で明らかにした。ほとんどの事業分野で若干の減少か横ばいとみている。

  欧州の景気回復と米国の財政刺激策および金利上昇の恩恵が見込まれるものの、「2017年も依然として変化の年だ」とジョン・クライアン最高経営責任者(CEO)はコメントした。

John Cryan

Photographer: Jason Alden/Bloomberg

  ドイツ銀は19日、新株発行による80億ユーロ(約9700億円)の増資計画を明らかにした。同行はこれまで、増資によって普通株ティア1比率を昨年末時点の11.9%から14.1%に引き上げる方針を打ち出していた。発表した増資で13%を「十分に」上回る水準になるとしている。

  20日公表した増資の目論見書によれば、今年3月半ばまでの部門別収入は前年同期を「若干下回る」。

  株価は同日のフランクフルト市場で前週末比3.7%安と2週間ぶり大幅安に沈んだ。

  また年次報告書によると、同行は16年のボーナス総額を5億4600万ユーロに減額した。これは少なくとも09年以来の低水準。報酬総額は89億ユーロと前年の105億ユーロから減少した。17年には通常の報酬プログラムに回帰する計画を示した。

原題:Deutsche Bank Keeps Waiting for Growth After Slow Start to Year(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE