米国務長官、中国国家主席と会談-4月の米中首脳会談に向け地ならし

ティラーソン米国務長官は19日、北京を訪問し、習近平国家主席ら中国当局者と会談した。通商政策や北朝鮮問題を巡る緊張もある中で、来月の米中首脳会談に向けた地ならしを行った。

  ティラーソン長官は訪中に先立って日本や韓国を訪れた際には北朝鮮の核開発を巡る中国の対応に苦言を呈していたが、中国当局者との会談にはより慎重な姿勢で臨んだ。王毅外相とのイベントでは、中国側の言葉遣いを2回繰り返し、対立せず相互に尊重し、互いに有利な協力関係を約束した。

  今回のティラーソン長官の発言は中国にとって米国が両国関係の大幅変更を求めていないことを表す安心材料となりそうだ。トランプ米大統領は中国の貿易慣行を巡って強硬な措置を講じることも辞さない考えをツイートで連発しており、中国当局者は米政府の意向を巡り不安を抱えていた。

  米国務省によると、ティラーソン長官訪中の重点は、北朝鮮の抑制に向けて中国にさらなる行動を求める取り組みだが、2番目の目的は4月に米中首脳会談をトランプ氏のフロリダ州の別荘で開く下準備だ。

  ティラーソン氏は国務長官就任後初の訪中で、両国が協力できる分野を強調。米中両国は朝鮮半島「情勢がかなり危険なレベルに達した」との認識で一致していると述べ、「さらなる対話を通じて理解を深めることで、米中両国関係の強化と将来の協力関係の方向付けにつながる」との見解を示した。

原題:Tillerson Reassures Xi on Trump Meeting in Brief China Trip (1)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE