麻生太郎財務相は初のムニューシン米財務長官との間で行われた日米財務相会談で、為替市場については20カ国・地域(G20)のこれまでの合意を今後も維持することで一致したと明らかにした。

  麻生財務相はドイツのバーデンバーデンで行われた会談後に記者団に対し、「全体として日米関係を進化発展させていく観点から、実りの多い議論ができたと思う」と述べた。

  為替市場については、「日米の財務相間で緊密な議論を継続していくことを確認した」として、「G7やG20でこれまで合意されていることがいくつかあり、それを維持していくことが重要という認識で一致した」と話した。

  20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議に麻生財務相とともに出席する黒田東彦日銀総裁は、G20ではムニューシン米財務長官の発言に注目が集まると、記者団に話した。日銀としては物価上昇率押し上げへ金融緩和政策を継続していく考えを説明する意向だと述べた。

  みずほ銀行の唐鎌大輔チーフマーケットエコノミストは、「このG20での日本の最大のタスクは、米国に円について静かにしていてもらうことだ」とし、「デフレ脱却に苦しんでいる状況で米国の理解を失うことはできない」と述べた。

最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE