トランプ米大統領、ボーイングのシャナハン氏を国防副長官に指名

  • シャナハン氏は軍事、宇宙、民間航空機などの部門で30年の経験
  • トランプ氏の予算教書で国防予算は10%増額

トランプ米大統領はボーイング幹部を国防総省のナンバーツーに起用する。既に緊密な同社と新政権の関係がさらに強まる。

  ボーイングのシニアバイスプレジデント、パトリック・シャナハン氏(54)が国防副長官に指名されたと、ホワイトハウスが16日の声明で発表した。上院に承認されれば、政権の方針の下、2年にわたってボーイング関連案件への関与を控えることが義務付けられる。

パトリック・シャナハン氏

Source: Boeing

  エンジニア出身のシャナハン氏はボーイングの有望株で、デニス・ムーレンバーグ最高経営責任者(CEO)の直属の部下だった。軍事、宇宙、民間航空機などの中核部門で30年にわたり経験を積み、2007年には787ドリームライナーの計画遅延につながった開発上の問題に対応する担当者に抜てきされた。

  米政府の主要契約企業でロッキード・マーチンに次いで2位のボーイングとトランプ政権の関係は波乱のスタートを切ったものの、現在は良好な状態にある。トランプ氏は昨年12月にツイッターで同社による大統領専用機「エアフォースワン」後継機の開発コストの高さを批判。これを受けてムーレンバーグCEOは同氏との対話を開始した。

  トランプ大統領は18会計年度(17年10月-18年9月)の予算教書で、国防総省予算の523億ドル(約5兆9300億円、10%)増額を提案。予算のうち135億ドルは新たな航空機調達のためで、この中にはボーイングのF/A-18向けの40億ドルも含まれている。

原題:Trump Selects Boeing Rising Star for No. 2 Post at Pentagon (1)(抜粋)

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