オランダ下院選挙で有権者がポピュリズム拒否の姿勢を示したことを受け、株式投資家の間で現状への満足感が強まりつつある。JPモルガン・チェースは株式相場下落に備えたヘッジをする時期だとみている。

  同行のクオンツ・デリバティブ(金融派生商品)戦略のグローバル責任者、マルコ・コラノビッチ氏(ニューヨーク在勤)は、来月からフランス大統領選が始まるという時期に投資家は混乱が生じる可能性を過小評価しているとし、大幅な株安が起こり得ると予想。S&P500種株価指数が5%程度下がれば買い場が訪れると述べた。

  ゴールドマン・サックス・グループも今週、世界の株式見通しを引き下げた。アリアンツ・グローバル・インベスターズは株式相場の割高感が増しつつあるとの見方を示している。

  コラノビッチ氏は16日、顧客向けに電子メールで、米国株のポジションを減らしてより割安な新興市場株を買うべきだと助言した。米国株については、特により有利な買いの水準を待っている投資家にとっては長期的には魅力的だとも付け加えた。

  同氏は「オランダ下院選後、現状への肯定感がさらに組み込まれた可能性がある。仏大統領選に絡む不確実さは増すだろう。相場は短期的に弱含む可能性がある」と記した。

原題:JPMorgan Quant Frets Stock Complacency Too High After Dutch Vote(抜粋)

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