米フォックス、シンクレアのトリビューン買収阻止に参加か-関係者

  • 買収実現すればシンクレアはフォックス系列局の28%支配権を獲得
  • ネクスターもトリビューンへの買収提案を検討

ルパート・マードック氏率いる米総合メディア企業、21世紀フォックスはシンクレア・ブロードキャスト・グループが検討しているトリビューン・メディア買収の阻止につながる選択肢を検討している。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。

  協議が非公開であることを理由に関係者が匿名で語ったところでは、フォックスはトリビューンを直接か、あるいはコンソーシアムの一角として買収することに関心を持つ幾つかの陣営からの打診を受け、可能な選択肢をめぐり検討中だ。フォックスと話し合いを持ったそうした陣営にはアクティビスト(物言う投資家)のスターボード・バリューも含まれる。同社は15日時点でトリビューン株4.4%を保有している。

  事情に詳しい他の関係者によると、シンクレアは最近、買収の可能性をめぐりトリビューンに接触したが、合意にはまだ程遠い状況。ネクスター・メディア・グループも買収提案を検討しているものの、金融アドバイザーはまだ雇っていないという。

  関係者によれば、トリビューンを狙っている陣営の一部は買収提案でフォックスと手を組むことに関心を示しているが、フォックスは同社買収を望んでおらず、最終的に全く関与しないことを決める可能性もある。

  共に多数のテレビ局を所有しているシンクレアとトリビューンが合体すれば、シンクレアはフォックスが直接所有していない同社系列局の28%の支配権を手に入れることになる。そうなればシンクレアはケーブルテレビ(CATV)運営会社からの手数料の分配方法をめぐるフォックスとの今後の交渉で有利になる。

  16日の米市場でトリビューン株は3%安で取引を終えた。

原題:Fox Said Approached to Thwart Possible Tribune-Sinclair Deal (1)(抜粋)

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