G20財務相・中銀総裁会議で糸口も、銀行資本規制巡る交渉再開にらみ

  • ドイツの温泉保養地バーデンバーデンで17ー18日にG20会議開催
  • バーゼル3見直し交渉足踏み、トランプ政権の交渉チーム形成待ち

ドイツは国際的な銀行資本規制「バーゼル3」見直しを巡る欧米間の交渉行き詰まり打開に向けて譲歩の用意があるが、問題は米政府が交渉の場に誰を派遣するかだ。

  バーゼル銀行監督委員会での合意を目指すドイツ側への米国の反応を見極める最初のチャンスは3月17ー18日にドイツの温泉保養地バーデンバーデンで開かれる20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議かもしれない。その次の機会はスイスのバーゼルで開かれる会合だろう。

  欧州の監督当局は、バーゼル委で米国を代表する4機関の担当者としてトランプ米大統領が新たな顔触れを起用するのを何カ月も待たされている状況だ。事情に詳しい関係者1人によると、ドイツはG20議長国を務めている間に、銀行が資本規制の抜け穴をうまく利用するのを阻止するための新たな措置で合意をまとめたい意向。だが、米国の交渉チームが形成されるまでは交渉の糸口は見いだせない。

  バイトマン独連銀総裁は15日、「バーゼル3最終承認の遅れによる規制面の不確実性が、銀行に重荷であることは間違いないだけに、交渉の速やかな再開がわれわれの共通の利益になる」と指摘。「バーデンバーデンやバーゼルでの今後の会合が交渉再開につながるよう期待する」と付け加えた。

  昨年遅くのバーゼル委の交渉は、ドイツなど欧州連合(EU)加盟国が提案されたアウトプットフロア(資本フロア)に反対する考えに固執したことから行き詰まった。ドイツ連邦金融監督庁(BaFin)のフーフェルト長官とドンブレト独連銀理事は今月15日、資本フロアを依然あまり好感していないが、譲歩の用意があると表明。ドンブレト理事はEUの交渉担当者がリスクモデルの過剰な規制をうまく押し返したと述べている。

原題:G-20 Spa Trip Offers Bank-Rule Opening If U.S. Comes to Deal (3)(抜粋)

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