バイオベンチャー企業、ペプチドリームの株価は過去2年間で2倍超となり、時価総額は約3150億円に達した。ブリストル・マイヤーズスクイブノバルティスロシュ・ホールディング子会社のジェネンテックといった大手グローバル製薬会社との提携が、同社にさらに資金を呼び込んでいる。

  ペプチドリームのパトリック・リード常務取締役(研究開発部担当)はインタビューで、同社が年内にさらなる国際的提携を発表する見通しであることを明らかにした。これはバイオ業界が息を吹き返しつつある兆候の一つだと同氏は考えている。

  リード氏は、ペプチドリームやそーせいグループ、ヘリオスなどの企業が「ディールを実施しており、日本のバイオテクノロジー企業が何かを達成できることを示している」と指摘。「われわれは今後数年にわたり人々の注目を受け、日本のバイオ業界がなぜ復活したかを示す手本となることを望んでいる」と述べた。

  創薬ベンチャーのそーせいは買収を通じて業容を拡大し、株価は過去2年間で約300%上昇した。ヘリオスの株価は同期間に約53%値上がり。同社は幹細胞技術を利用して脳卒中や失明の治療薬を開発している。

  ボストン・コンサルティング・グループのパートナーでマネジングディレクターの北沢真紀夫氏は、基礎研究者が極めて高い経済的利益を得るというサクセスストーリーは、他の人が今後同じ道を進む刺激になると指摘。政府予算の逼迫(ひっぱく)、新世代の研究者やリスクマネーといった新たなプレッシャーの下で、大きな変化が起きつつあるとの見方を示した。

原題:A $3 Billion Biotech Firm That Almost Wasn’t Finds New Life(抜粋)

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