ドイツのバーデンバーデンで17日に始まる20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議を前に、ドイツが米国へ配慮して提案した自由貿易の文言に関する譲歩案を一部参加国が拒否した。

  欧州委員会の他、フランス、英国、イタリア、ブラジル、シンガポールなどの参加国は、「多国間」と「ルールに基づいた」貿易への取り組みに関する文言を削除する提案を拒否した。協議が公になっていないことを理由に、事情に詳しい関係者が匿名で明らかにした。米国はこの変更の他、「公平」な国際貿易との内容が含まれるように要求していた。

  保護主義を明確に否定する表現を削除する米国の求めは受け入れられる見通しだという。この表現は中国・成都で昨年開かれたG20会合で採択された共同声明には含まれていた。

  議長国ドイツによる付属文書に関する提案に議論は移っている。同文書では、「繁栄、公平さ、開放性、包括性の保証を確実にする形で、国際的な貿易システムを強化する」ことを呼び掛けている。一部の国はこれを支持しておらず、結論は17日の財務相会合に委ねられるか、7月にドイツのハンブルクで開催されるG20首脳会議に持ち越される可能性もある。

原題:G-20 Said to Be Stuck on Trade Language After German Nod to U.S.(抜粋)

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