欧州自動車市場では2月に販売の伸びが鈍化した。政治的な不確実さが欧州の経済見通しに影を落とすとともに、3年に及ぶ市場の拡大で飽和状態になりつつある。

  欧州自動車工業会(ACEA)が16日発表した2月の新車販売台数は、前年同月比2.1%増の110万台。1月は10%増だった。

  欧州市場で1、2位のドイツのフォルクスワーゲン(VW)とフランスのグループPSAの販売が落ち込み、フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)やルノーなどに市場シェアを奪われた。

  VWの欧州販売は2月に1.5%減少し、シェアは23%と前年同月の23.9%から低下。PSAの「プジョー」「シトロエン」「DS」各ブランドを合わせた販売台数は3.1%減った。

  PSAは今月、米ゼネラル・モーターズ(GM)の「オペル」を含む欧州事業を買収することで合意したと発表。オペルの販売台数は2月に1.2%減少。PSAとGMのブランドを合わせた欧州市場のシェアは16.9%と、前年同月の17.6%から低下し、競争激化を裏付けている。

原題:European Car Sales Growth Cools as VW, PSA Lose Market Share(抜粋)

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