ヘッジファンドはいったん決めた方針を見直すことがいかに高くつくかを15日に思い知ったかもしれない。

  下落し続けてきたドルのネットロング(買い越し)が8週間ぶりに増加したわずか数日後、米連邦公開市場委員会(FOMC)は利上げを決めた上で、金融政策の引き締めは引き続き緩やかなものになるとの予測を示した。これを受けてドルは昨年7月以来の大幅な下げを記録した。商品先物取引委員会(CFTC)のデータによれば、ドル高に賭けるポジションがドル安を見込むポジションを17万2639枚上回っていた。前週は14万4507枚だった。

  今回のFOMC前、イエレン連邦準備制度理事会(FRB)議長を含む高官らは口々に強気のコメントをしており、ドル強気派はドル上昇に再び勢いをつける材料を期待していた。

  INTL・FCストーンの通貨・金利担当マネジングディレクター、エリック・ドノバン氏は「市場は15日のFOMCに向けて築かれ、皆が発表時間の午後2時(日本時間16日午前3時)を待った。だが当局は何もせず、何も言わなかった」と述べた。

原題:Hedge Funds’ Last Minute Change of Heart on Dollar Proves Costly(抜粋)

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