ヤフーのコンピューターシステムが不正侵入され、利用者5億人もの個人情報が盗まれた大規模なサイバー攻撃について、米司法省は15日、ロシアの情報機関当局者2人を含む容疑者4人を起訴した。米政府はロシア政府が悪名高いサイバー犯罪者に指示していたと批判した。

  15日にサンフランシスコ連邦裁判所に提出された起訴状は、広範囲にわたるサイバー攻撃は情報機関のロシア連邦保安局(FSB)局員2人と2人のハッカーによるものだと指摘。4人を窃盗および共謀、経済スパイ、通信を利用した詐欺、企業機密窃盗の罪で起訴した。ハッカー1人はカナダで逮捕されたが、残り3人についてはロシアが引き渡す可能性は低い。

  起訴状によると、ロシアの情報局員はグーグルやヤフーなどのウェブベースの電子メール事業者を含む米国の主要な標的を攻撃するため、協力しなければ告発すると脅して国内の名うてのハッカーを何人か雇った。また、FSB局員が起訴されたハッカーの1人を保護し、国際法の目をくぐり抜けるための機密情報を与えたとしている。

  ロシアのプーチン大統領の報道官を務めるディミトリー・ペスコフ氏は、ロシア情報当局者の起訴について直接の言及を避けた上で、サイバー攻撃対策でロシア政府は米当局と協力する意思があると述べた。FSBの報道担当に電話取材を試みたが応答はなかった。

原題:Russian Agents Accused by U.S. of Masterminding Yahoo Hack (3)(抜粋)

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