米ハインツ取締役の元警備員をSECが提訴、インサイダー取引の疑い

米証券取引委員会(SEC)は、食品会社H.J.ハインツの取締役の警備員だったトッド・デービッド・アルパート氏を民事提訴した。SECによると、アルパート氏は2013年、近く実施されるハインツ買収の条件を説明した電子メールを雇用主から受け取った。

  アルパート氏はその翌日から証券会社に電話し、ハインツの株とオプションを購入したとSECは主張。ウォーレン・バフェット氏率いるバークシャー・ハサウェイや3Gキャピタルなどから成る投資グループがハインツ買収を発表した後、アルパート氏は保有ポジションを売却し、4万4000ドル(現在のレートで約500万円)の利益を得た。

  アルパート氏に対する訴状はマンハッタンの連邦地裁に15日提出された。SECによると、現在無職のアルパート氏は黙秘権を主張している。

  訴状によれば、アルパート氏はハインツ取締役の自宅の警備を担当していた。その取締役の氏名は明らかにされていないが、同社の取締役を「数年」務めていた。アルパート氏は職務の一環として、取締役やそのスタッフが同氏の電子メールアカウントに送信した書類を取締役のために定期的にプリントアウトしていた。

  今回の訴訟は、ハインツ買収に関するインサイダー取引疑惑を巡るSECの訴訟としては2件目となる。

原題:Heinz Security Guard Accused by SEC of Insider-Trading Plot (4)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE