15日の米国債相場は急伸。米連邦公開市場委員会(FOMC)はこの日、市場の予想通り利上げを決定した。一方、向こう2年間におけるFOMC参加者の追加利上げの予測中央値は前回から変わらなかった。市場では、利上げペースの加速を示唆する可能性があるとの見方も広がっていた。

  ニューヨーク時間午後5時現在、10年債利回りは前日比11ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の2.49%。5年債利回りは13bp下げて2.00%。30年債利回りは7bp低下し、3.11%。

  この1週間は、フェデラルファンド(FF)金利誘導目標の0.25ポイント引き上げが市場でほぼ確実視される中、米国債利回りは少なくともこの1年で最も高い水準に上昇していた。

  FOMCが発表した発表した参加者の予測中央値によると、2019年末のFF金利誘導目標は3%。前回予測を発表した昨年12月時点では2.875%だった。一方で17年と18年の予測中央値はそれぞれ1.375%、2.125%と前回から変わらなかった。発表後最も大きく反応したのは5年債。5年債と30年債の利回り格差(イールドカーブ)は発表後の数分間で102bpから109bpに拡大した。

  この日の米国債相場は朝方から上昇していた。ただ2月の小売売上高の発表で前月の統計が上方修正されたほか、ニューヨーク連銀製造業景況指数の低下が市場予想より小幅にとどまったことに反応し、伸び悩む場面もあった。一方で2月の消費者物価指数(CPI)は予想を若干上回る伸びにとどまり、金融当局への利上げペース加速圧力に直面するとの懸念が後退した。

原題:Treasuries Surge After Fed Maintains Forecasts for 2017, 2018(抜粋)

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