為替相場を巡る論争と貿易戦争の脅威で世界経済がここ数年で最大の対立を迎えつつある中で、ドイツのバーデンバーデンで20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議が17日に始まる。

  G20では少なくとも一時的には協調姿勢が示されるかもしれない。トランプ米大統領が主張できるような政策スタンスをムニューシン米財務長官がまだ具体的に示していないほか、中国やドイツなど他の参加国も金融危機からの世界的な景気回復に寄与したコンセンサスを破壊することにほとんど関心はない。

  今年のG20議長国であるドイツは、ユーロ相場や自国の経常黒字、それにトランプ政権が問題視している貿易不均衡を巡る論争を注意深く避けようとしている。

  ICBCスタンダード・バンクのG10戦略責任者スティーブン・バロー氏(ロンドン在勤)は、「米国の2国間主義へのシフトで、G20が分裂してしまう可能性はあるが、予想は困難だ。全てはまだ、トランプ大統領の胸の内にあるからだ」と述べた。

原題:G-20 Heads for German Detox as Trump Era Shakes Club’s Consensus(抜粋)

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