中国は香港経由で海外ファンドが本土債を購入することを年内に可能とする。李克強首相が15日、北京で開催されていた全国人民代表大会(全人代、国会に相当)閉幕後の記者会見で明らかにした。

  李首相は「中国に必要なことであり、香港にはそのプラットフォームがある」と説明した。

  オーバーシー・チャイニーズ銀行の謝棟銘エコノミスト(シンガポール在勤)は「オンショア債券市場の開放は今年の大きなテーマで、この債券市場の接続はその一環だ。オフショア投資家にとって投資経路が増えることになる。外国人投資家による本土債保有はまだ極めて低水準だ」と述べた。
  
  中国は人民元建て債市場の開放を進めている。国家外為管理局(SAFE)がウェブサイトに2月27日掲載した声明によれば、本土の銀行間債券市場に投資する外国機関はフォワードやスワップ、クロスカレンシースワップ、オプションを含む金融商品の取引が可能になる。

  李首相は今回発表した「債券接続」について、詳細は明らかにしていないものの、大口の市場参加者と共にリテール(小口)投資家も参加できるようになると予想されている。

  ソシエテ・ジェネラルで日本を除くアジアの金利戦略責任者を務める張淑嫺氏は「多く機関投資家のアクセスに加えて、主にリテール投資家にとっての経路になるだろう」と指摘。リテール投資の流れは小規模にとどまりそうだが、投資の窓口が増えることは「オンショア市場の発展に寄与するだろう」との見方を示した。

原題:China to Let Investors Buy Onshore Debt via Hong Kong This Year(抜粋)

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