クレディ・スイス・グループのトレーダーを辞め、さまざまな通貨で入金可能なプリペイド式トラベルカードを販売する会社を設立したニコライ・ストロンスキー氏は、創業から2年で事業を黒字化させつつある。

  ストロンスキー氏はインタビューで、レボルート社が60万人近い顧客を持ち、バルダートン・キャピタルやインデックス・ベンチャーズなど欧州のベンチャーファンドから1500万ドル(約17億円)の出資を受けていることを明らかにした。ロンドンに本拠を置くレボルート社は14日、ピアツーピア(P2P)プラットフォームのレンディング・ワークスを利用した融資の提供開始計画を打ち出した。

ニコライ・ストロンスキー氏
ニコライ・ストロンスキー氏
Source: Revolut

  ストロンスキー氏(32)は、元JPモルガン・チェース幹部のブライス・マスターズ氏や元バークレイズ最高経営責任者(CEO)のアントニー・ジェンキンス氏といった多くの元バンカーと同様に新たな技術を活用し、銀行業界が優位のビジネスで顧客獲得を目指している。こうしたフィンテック企業の大部分はまだ、大きな規模や利益を実現できていないものの、老朽化したコンピューターシステムというハンディを負う銀行を脅かす存在となっている。

  ストロンスキー氏によると、レボルート社の収入源は、現金自動預払機(ATM)からの引き出し手数料の徴収などで、2015年7月の創業以来、同社は20億ドル強の外国為替取引を処理した。事業計画通りに進めば、同社は11月までには黒字化し、年内に顧客数は最高200万人に上るという。

原題:Ex-Credit Suisse Trader Sees Two-Year Card Startup Making Profit(抜粋)

最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE