15日投開票のオランダ下院選は欧州の中核国にポピュリズム(大衆迎合主義)が波及するかどうかを測る最初の試金石となる。欧州連合(EU)の前身、欧州共同体(EC)の原構成国であるオランダの選挙結果は、今年行われるフランス大統領選とドイツ連邦議会(下院)選の行方を占う先行指標と捉えられている。

  投票はアムステルダム時間15日午前7時半(日本時間同午後3時半)から午後9時(日本時間16日午前5時)まで実施され、締め切りと同時に出口調査の結果が発表される。サイバー攻撃をめぐる懸念に対応し、開票は手作業で行われるが、選管当局はそれに伴う遅れを予想していない。

  ウィルダース党首率いる極右政党・自由党(PVV)は、イスラム系移民の排斥やオランダのEU離脱を主張し、英国民投票でのEU離脱の選択やトランプ米大統領の誕生を促したナショナリズム的な感情の流れに乗ることを目指している。

  最新世論調査の結果をまとめたPeilingwijzerの分析によれば、、PVVの下院(定数150議席)での予想獲得議席数は20ないし21と 2012年の15議席を上回る見通し。ルッテ首相率いる与党自由民主党は12年の41議席から減らすものの、27議席前後を獲得すると予想されている。

原題:Dutch Vote in Test of Populism’s Potency at the Heart of Europe(抜粋)

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