最高級な旅の達人になろう-短期出張でも1週間分のダイニング経験

  • 落ちぶれた印象の観光地も訪れる価値あり
  • 搭乗時の服装や靴、かばん、航空会社選びのこつも教えます

高級ライフスタイル誌「ブルームバーグ・パースーツ」では取材旅行を好む。適切な旅行にしたいと常に願い、フードやワイン、ファッション、自動車、不動産の高級分野に精通する世界を旅する人々に話を聞き、とびっきりの経験やヒントを得る。いわば、超高級トラベルハッキングだ。

  ジョン・バンダースライス氏はヒルトンの超高級ライフスタイルブランド世界責任者として、コンラッドやウォルドーフ・アストリアのブランドを冠したホテルのあらゆる面を管理している。米ヒルトン・ワールドワイド入社前は、アリゾナ州ツーソンのスパリゾート、ミラバルの最高経営責任者(CEO)を務め、不動産部門の設立に携わった。クラブメッドの幹部経験もある。そんな同氏が通常利用するのは今のところアメリカン航空で、飛行距離は推定で年15万マイル(約24万1400キロメートル)。夫人と子供2人とバージニア州マクリーンに住む同氏に話を聞いた。

バンダースライス氏

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飛行機搭乗時の完璧な服装

  私はゴルフ用ズボンで旅行する。中でも「ドライフィット」の着心地の生地でできたズボンなら最高。プロフェッショナルに見えるし、しわにならない。それでいて、ほとんどパジャマを着ている感覚だ。耐水性があるというか、少なくともしみにならない。ドライフィットのポロシャツと合わせれば、機内に最適だ。

2日間の出張に1週間相当のダイニング経験を組み込む方法

  兄弟と旅行することはあまりないが、一緒の際は必ず、どの都市でも最高のレストランに行くことにしている。ミシュランの星付きか最高ランクの店だ。そこで前菜を食べ、バーで飲む。それからまた、別の五つ星レストランに行って、同じことをする。これを一晩中、繰り返す。着席して、おいしくないかもしれない長たらしい食事で時間を無駄にしない。それに、街がどんなところかよく分かる。

どの旅行にも二足の靴を持って行く理由

  足のサイズが11.5インチ(約29.5センチ)なので、靴のパッキングは考える。いつもランニングシューズを持っていくが、靴下不要のナイキかサッカニーの靴が詰めやすい。また、房飾りのあるローファーも一足入れておく。スーツにもカジュアルにも合わせられる。カスタムメードの靴がいい。

最近のお気に入りは見過ごされた定番旅行地

  妻とカップル一組とスコットランドのエディンバラで1週間過ごしたばかりだ。皆さんのエディンバラの印象はどうか知らないが、欧州では過去の都市とみられていると思う。でも信じられないほど素晴らしい。あまり混雑していないし、われわれはゴルフをして高級スコッチを楽しんだ。レストランもゴージャスだ。キッチンというレストランがあって、シェフの名字がキッチン。ミシュランの星付きで、食事やそれに合わせるワインはエディンバラで期待する内容を超える。

エディンバラ市内

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旅行かばんは安くていい
  

  アフターケアに修理付きのブランドなんて、忘れよう。われわれは皆、企業幹部。かばんを返品して戻ってくるのを待つなんて悠長なことはやっていられない。だから、いつもトラベルプロの比較的安い旅行かばんを買う。航空会社の乗務員も皆、使っているし、メーシーズではいつもセール対象になっている。それに自分のかばんに何が起きるかは分からない。鳥インフルエンザが流行していたころに香港を離れたときの話だが、飛行機着陸後にシャトルバスにすし詰めで乗せられたら、私の隣に立っていたマスクをした女性がバスが動き始めるやマスクを落として私のかばんの上に嘔吐(おうと)した。これが、ずっと使えるかばんよりも使い捨ててもいいかばんを選ぶ理由の一つだ。

湾岸地域の航空会社に最近くら替えした理由

  アメリカン航空のマイル数は200万に達しそうだが、私も新しい航空会社が大好きだ。エティハド航空は信じられないぐらい素晴らしいし、私の仲間の大勢がそこかカタール航空を選ぶ。ラウンジも申し分ないし、飛行機は新しい。ドーハやアブダビの空港ではセキュリティーの列が別にある。天候が理由で遅れることはまずないので、いつも時間通りだ。

言葉の壁より文化の壁

  どこに行っても「こんにちは」と「ありがとう」に相当する言葉は常に覚える。その国の言葉をしゃべらなくても、それだけ知っていれば大丈夫だ。フランスなら「サバ」。ブラジルなら「トゥド・ベン」。ただし、特にアジア太平洋地域でプレゼンをする時はいつも、聴衆の第一言語が英語でないことが多いと覚えておく。スピーチの最中に聴衆の反応がいまひとつだと感じたり、冗談があまり通じたりしなくても、気にしないことだ。

原題:How to Squeeze a Week’s Worth of Dining Into a Short Business Trip

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