英グラクソ・スミスクライン(GSK)で女性初の最高経営責任者(CEO)に就くエマ・ウォルムズリー氏は企業トップとしての経験が足りず、報酬がアンドルー・ウィティー現CEOに比べて低くなる。

  ロンドンに本社を置くGSKの年次報告書によれば、ウォルムズリー氏の年間基本給は約100万ポンド(約1億4000万円)で、目標ボーナスは基本給を超えない。ウィティー氏の報酬は昨年115万ポンドだった。基本給の125%に相当するボーナスを得る機会も付与されていた。

  ウォルムズリ-氏は世界的な製薬会社の1社を女性として初めて率いることで、性別による見えない障壁を打ち破る。

  同氏の報酬が前任者からかなり減ることで男女間の報酬格差を巡る議論が再び活発化する公算は大きいが、新たなCEO就任に伴う報酬水準の変更は珍しいことではない。取締役会が新CEOの経験・経歴を報酬パッケージと連動させようとするためだ。

  英国で企業最高幹部の報酬について分析するシンクタンク、ハイ・ペイ・センターのディレクター、スティーブン・スターン氏は「幹部報酬の構造を見直すべき時期だ」と指摘する。

  10年近く続けているCEOから今月末に退任するウィティー氏の報酬も就任当初は、前任者より少なかった。GSKは最高幹部に関する報酬ポリシーを広範に検証しており、同社の広報担当者は14日の電子メールで、「こうした問題について数カ月にわたり株主と積極的に協議している。株主からの意見を取り入れ、報酬ポリシーを調整してきた」とコメントした。

原題:Glaxo to Pay First Woman CEO Less, Cites Lack of Experience (2)(抜粋)

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