米ウォルト・ディズニーは、実写版映画「美女と野獣」から同性愛のキャラクターが登場するシーンをカットするよりも、マレーシアの映画館での上映を無期限に延期することを選んだ。

  「マレーシア向けに作品の一部をカットしてはいないし、今後もしない」とディズニーは電子メールで発表。同国最大の映画館チェーン、ゴールデン・スクリーン・シネマズは13日、ディズニー側からの要請で美女と野獣の上映を延期することを明らかにした。

  マレーシア映画検閲委員会のアブドゥル・ハリム・アブドゥル・ハミド委員長は、美女と野獣の「同性愛の場面」約4分半のカットを求めた上で、同作を「P13(13歳未満の鑑賞には保護者の同伴が必要)」レーティングとして承認するとし、カット後はいつでも上映が可能だと文書で説明した。

  ディズニーによると、17日封切りの同作品は最初の週末に北米で1億2000万ドル(約140億円)程度の興行収入が見込まれる。制作費は約1億6000万ドル。

  1991年のアニメ映画を実写でリメイクした美女と野獣には、悪役ガストンの子分ル・フウがガストンへの愛を語り、その後、男同士で踊る場面がある。

  マレーシアは同性愛行為を法律で禁じている。米バラエティー誌が先にマレーシア当局の判断を報じていた。

原題:Disney Refuses to Cut ‘Gay Moment’ From ‘Beauty’ in Malaysia (1)(抜粋)

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