14日の米国債相場は上昇。2月の生産者物価指数(PPI)は予想を上回る伸びとなったものの、原油相場が昨年11月以来の安値に下げたことでインフレ期待が後退した。

  ニューヨーク時間午後5時現在、10年債利回りは前日比3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の2.60%。5年債利回りは1bp下げて2.13%。30年債利回りは4bp低下して3.18%。

  ニューヨーク原油先物市場では、ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物が続落。サウジアラビアが2月に原油生産を日量1000万バレル強に再び増やしたことが石油輸出国機構(OPEC)月報で示され、1バレル=48ドルを割り込んだ。

  米労働省が14日発表した生産者物価指数(PPI)は前月比0.3%上昇。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値は0.1%上昇だった。2月は前年比では2.2%上昇。

  食品とエネルギーを除くPPIコア指数は前月比0.3%上昇。市場予想は0.2%上昇。前年比では1.5%伸びた。

  BMOキャピタル・マーケッツのストラテジスト、アーロン・コーリ氏はリポートで、PPI発表後に米国債の上昇は一時失速したとした上で、15日発表の消費者物価指数(CPI)は「金利が強気、弱気のどちらの方向に動くかという点で、より明確な材料になるのは間違いない」と指摘した。

  15日には米連邦公開市場委員会(FOMC)の政策決定も発表される。市場では今週の会合での利上げ決定がほぼ確実視されている。今後の金利の方向性でより重要なのは声明の内容と、FOMCメンバーの金利予測の変化だ。

原題:Treasuries Advance as Oil Slide Curbs Inflation Expectations(抜粋)

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