仏大統領候補フィヨン氏を訴追、家族への公金不正支払い問題で

更新日時
  • 事情聴取は15日に予定されていた
  • フィヨン氏は訴追にかかわらず選挙戦継続とかねて表明

フランス大統領選挙の候補、フィヨン元首相が公金の不正支払い問題を巡り訴追された。次期大統領への道は極めて険しくなった。

  金融検察当局によると、議会アシスタントとして公金から給与を支払っていた家族が実際には業務を行っていなかったとの疑惑について、フィヨン氏は予審判事の聴取を受けた後に訴追を知らされた。15日に聴取を受けることになっていた同氏は、捜査は選挙を妨害しようとする政敵の陰謀だと主張していた。聴取は落ち着いた環境でできるよう1日早く実施されたと、フィヨン氏の弁護士、アントナン・レビー氏はAFPに述べた。

  予審判事の判断でフィヨン氏にとっては最悪のシナリオが確定したものの、同氏はかねて訴追されても選挙戦を継続すると表明しており、選挙戦離脱を促す党内の声にも耳を貸さない。それでも政策論争よりも自身の潔白の主張に時間を割くことは避けられない。

  大統領選の第1回投票まで6週間を切った現時点で、フィヨン氏は世論調査で無所属のマクロン前経済相、極右のルペン国民戦線(FN)党首に水を開けられている。年初には次期大統領の最有力候補だったが、実体のない職務に妻を雇い公的な給与を支払った疑惑が報じられ、支持は失速した。

  検察は先月、フィヨン氏の横領などの罪について予審開始を求め、予審判事は事情聴取のための出頭を求めていた。

原題:Fillon Charged With Misusing Public Funds Before French Vote (1)(抜粋)

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