欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は 次の通り。

◎NY外為:ドル、対ユーロで上昇-米当局が利上げペース加速示唆か

  14日のニューヨーク外国為替市場ではドルが対ユーロなどで上昇。米連邦公開市場委員会(FOMC)が15日に利上げペース加速を示唆するかどうかに注目が集まっている。

  金融市場はイエレン連邦準備制度理事会(FRB)議長が年内4回の利上げに前向きだと示唆するかどうかに注目しており、そうした場合、市場参加者は一段の利上げを織り込もうとする可能性がある。

  ニューヨーク時間午後5時現在、ドルはユーロに対して前日比0.5%高い1ユーロ=1.0604ドルとなっている。 対円では0.1%安の1ドル=114円75銭。主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.3%高の1247.49。

  2月の米生産者物価指数は前月比で市場予想を上回る伸びとなった。前年比での上昇率は2012年3月以来の最大だった。

  ロンドンのトレーダーによると、ユーロは朝方、持ち高調整とアルゴリズムに基づくプログラム売りで下げた。
原題:Dollar Climbs as Traders Seek Fed Guidance on Interest-Rate Path(抜粋)

◎米国株:下落、原油安でエネルギー株に売り-FOMC待ち薄商い

  14日の米国株は下落。投資家は連邦公開市場委員会(FOMC)が15日発表する金融政策に注目している。サウジアラビアが原油生産を増やしたと石油輸出国機構(OPEC)に伝えたことを手掛かり下げ、株式市場ではエネルギーや資本財・サービス、素材銘柄が売られた。

  S&P500種株価指数は前日比0.3%下げて2365.45。ダウ工業株30種平均は44.11 ドル(0.2%)安の20837.37ドル。

  RBCヨーロッパのグローバルマクロ戦略責任者、ピーター・シャフリク氏(ロンドン在勤)は「市場は待ちの姿勢だ」と述べ、「この日は特に目立った動きはない。誰もが米金融政策当局の動きに注目している。利上げ発表は確定的だ。本当に重要なのは記者会見の内容だ」と続けた。  

  S&P500種セクター別11指数のうち10指数が下落。一般消費財・サービス銘柄だけが0.1%未満上昇した。エネルギー株は1.1%下落。

  出来高は62億株と、2017年平均を約9%下回った。

  シカゴ・オプション取引所(CBOE)ボラティリティ指数(VIX)は1ポイント上昇して12.3と、1日当たりではここ1カ月で最も大幅な上げとなった。

  四半期決算がほぼ終了しつつある中でブルームバーグのまとめたデータによると、S&P500種採用企業のうち利益が予想を上回ったは約4分の3、売上高が市場予想を上回ったのは約半数と見込まれている。

  今週は日本銀行やイングランド銀行、スイス国立銀行、インドネシア中央銀行が金融政策会合を行う予定。いずれも据え置きが見込まれている。
原題:U.S. Stocks Fall Before Fed Rate Decision; Europe Shares Decline(抜粋)
Dollar Gains, Stocks Slip Before Fed as Oil Slumps: Markets Wrap(抜粋)

◎米国債:上昇、原油安でインフレ期待が後退-PPIで一時失速も

  14日の米国債相場は上昇。2月の生産者物価指数(PPI)は予想を上回る伸びとなったものの、原油相場が昨年11月以来の安値に下げたことでインフレ期待が後退した。

  ニューヨーク時間午後5時現在、10年債利回りは前日比3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の2.60%。5年債利回りは1bp下げて2.13%。30年債利回りは4bp低下して3.18%。

  ニューヨーク原油先物市場では、ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物が続落。サウジアラビアが2月に原油生産を日量1000万バレル強に再び増やしたことが石油輸出国機構(OPEC)月報で示され、1バレル=48ドルを割り込んだ。

  米労働省が14日発表した生産者物価指数(PPI)は前月比0.3%上昇。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値は0.1%上昇だった。2月は前年比では2.2%上昇。

  食品とエネルギーを除くPPIコア指数は前月比0.3%上昇。市場予想は0.2%上昇。前年比では1.5%伸びた。

  BMOキャピタル・マーケッツのストラテジスト、アーロン・コーリ氏はリポートで、PPI発表後に米国債の上昇は一時失速したとした上で、15日発表の消費者物価指数(CPI)は「金利が強気、弱気のどちらの方向に動くかという点で、より明確な材料になるのは間違いない」と指摘した。

  15日には米連邦公開市場委員会(FOMC)の政策決定も発表される。市場では今週の会合での利上げ決定がほぼ確実視されている。今後の金利の方向性でより重要なのは声明の内容と、FOMCメンバーの金利予測の変化だ。
原題:Treasuries Advance as Oil Slide Curbs Inflation Expectations(抜粋) 

◎NY金:ほぼ変わらず、今週予想される利上げ後の2017年見通しに注目

  14日のニューヨーク金先物相場はほぼ変わらず。COMEXの金先物4月限は前日比0.1%未満下げて1オンス=1202.60ドルで終了した。投資家は米金融当局からの年内の政策引き締めペースに関するシグナルを待っている。

  今週はFOMCの他、日銀やイングランド銀行も政策会合を開く。

  「今週予定されている複数の中銀の会合を控え、金価格は比較的小動きだ」-ジョン・マイヤー氏らSPエンジェル・コーポレート・ファイナンスのアナリストがリポートで指摘。

  銀先物は下落、プラチナとパラジウム先物も値下がり。
原題:Gold Steady as Investors Weigh Outlook After Expected Rate Hike(抜粋)

◎NY原油:続落、48ドル割れ-サウジの減産緩和受け

  14日のニューヨーク原油先物市場ではウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物が続落。サウジアラビアが2月に原油生産を日量1000万バレル強に再び増やしたことが石油輸出国機構(OPEC)月報で示され、1バレル=48ドルを割り込んだ。

  ストラテジック・エナジー・アンド・エコノミック・リサーチ(マサチューセッツ州ウィンチェスター)のマイケル・リンチ社長は電話インタビューで、サウジアラビアが産油量引き上げ分を市場に放出しなかったと伝わったことから「サウジアラビアが生産枠割り当てに見切りを付けたのではないかとの懸念」が和らいだと指摘。「一方で、石油市場の材料の大半は弱気だ。在庫水準が高く、シェールオイル生産の活況が著しい状態が今も続いている」と話した。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物4月限は前日比68セント(1.4%)安い1バレル=47.72ドルと、昨年11月29日以来の安値で終了。ロンドンICEの北海ブレント5月限は43セント安い50.92ドルとなった。
原題:Oil Below $48 as Saudi Arabia Tells OPEC That Production Rose(抜粋)

◎欧州株:広範に売られる-FOMCとオランダ総選挙を控え

  14日の欧州株式相場は下落。この日から2日間の日程で始まった米連邦公開市場委員会(FOMC)と15日のオランダ総選挙の結果待ちで慎重な商いの中、広範に値下がりした。

  指標のストックス欧州600指数は前日比0.3%安の373.46で終了。業種別では19指数のうち15指数が下げた。英FTSE250指数は0.4%下落。前日は終値での過去最高値を記録していた。

  先物動向によれば、米金融当局による15日の利上げはほぼ確実視されている。今週は英国とスイス、日本銀行も政策決定会合を開く。

  フランスのCAC40指数は0.5%安と、ほぼ3週間ぶりの大きな下げとなった。仏大統領選挙の候補、フィヨン元首相が公金の不正支払い問題を巡り訴追され、同氏の進退が危ぶまれる状況となった。

  オランダのAEX指数は0.4%下落。前日は2007年以来の高値で引けていた。同国の総選挙に関する世論調査は異なる結果を予想。2つの調査でルッテ首相率いる自由民主党(VVD)がリードしているものの、もう1つの調査では反イスラム・反欧州連合(EU)を掲げる極右・自由党(PVC)と並んでいる。

原題:European Stocks Slip in Broad Decline Before Dutch Election, Fed(抜粋)

◎欧州債:中核国債が上昇、独10年債利回り0.5%超から反転-原油急落で

  14日の欧州債市場では中核国の国債が上昇。ドイツ10年債利回りは一時0.5%を超えたものの、原油価格の急落が支援材料となり押し目買いが入った。

  フランス国債は狭いレンジ内で推移し、10年債のドイツ国債に対する上乗せ利回り幅(スプレッド)は2bp拡大。15日にはオランダ総選挙が実施される。
原題:EGBs Underpinned by Crude Drop; End-of-Day EGB Curves, Spreads(抜粋)

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