銀行の債券トレーディング収入、1-3月は急増-JPモルガン

  • FICCトレーディング収入は34%増の見込み
  • 株式トレーディング収入は3%減、助言業務は22%増と試算

世界の大手銀行の債券トレーディング収入は1-3月(第1四半期)に3分の1余り増えると、JPモルガン・チェースが見積もりを示した。

  キアン・アボホセイン氏らアナリストのリポートによると、債券・通貨・商品(FICC)トレーディング収入は前年同期比で34%増の見込み。社債トレーディングのパフォーマンス改善が寄与するという。株式トレーディング収入は同3%減となるものの、合併・買収(M&A)などについての助言業務からの収入は22%増えるとアナリストらが試算した。

  大手銀の債券トレーディング収入は昨年、2012年以来で初めて増加した。金融危機後の規制強化で債券トレーディング業務の収益性が低下する中、大手銀は合わせて、過去5年に債券トレーダーのほぼ3分の1を解雇した。

  昨年終盤にはドナルド・トランプ氏の米大統領選挙勝利を受けて顧客活動が活発化したが、この傾向は今年1-3月も続いている公算が大きいとJPモルガンが指摘した。また、保有している社債の価格上昇や顧客の取引活発化も銀行に恩恵をもたらす公算だという。

  JPモルガンによれば、恩恵が大きいのはゴールドマン・サックス・グループとクレディ・スイス・グループ。アナリストらはゴールドマンとモルガン・スタンレー、クレディ・スイス、UBSグループ、ドイツ銀行の見通しを引き上げた。

原題:Banks’ Bond-Trading Income Soars in First Quarter, JPMorgan Says(抜粋)

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