見守り、観察し、待つ。トランプ米政権が貿易政策を練り上げているこの時期、中国のスタンスはこうだと2月に就任したばかり鐘山商務相は示唆している。

  2カ月近く前のトランプ政権発足後、米中が初めて直接的に協議する世界な場となるのが、ドイツのバーデンバーデンで17日に始まる20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議だ。鐘商務相はまだ米国側のはっきりした出方は分からないが、米中両政府が両国間の経済関係について「正確な見極め」をすることを信じていると話している。

  中国に対し厳しい姿勢を示してきたトランプ政権内でより穏健な意見が増えており、本格的な貿易戦争に突入するとの懸念は後退している。トランプ大統領の上級経済顧問の1人であるブラックストーン・グループのスティーブ・シュワルツマン会長兼最高経営責任者(CEO)は12日、CNNとのインタビューで、大統領は対中批判を和らげる可能性が高いとの見方を示した。

  ラボバンク・グループ(香港)の金融市場調査責任者マイケル・エブリー氏は「トランプ政権内のどのような勢力が優勢になるのか現時点で断定するのは不可能だ。今は『これまで通り』の貿易摩擦に落ち着く可能性があるとの示唆がなされているが、まだどうなるか分からず、中国は今週、極めて慎重に手持ちの札を切ることになるだろう」と述べた。

原題:China Looks to G-20 Meeting for More Clarity on Trump Policy Fog(抜粋)

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