オランダ首相と極右・自由党党首が非難の応酬-下院選前のTV討論

  • 自由党のウィルダース氏には閣外協力も求めないとルッテ首相
  • ルッテ首相は12年総選挙前の公約を破ったとウィルダース氏

オランダ下院選の投票開始が36時間後に迫る中、中道右派の自由民主党(VVD)を率いるルッテ首相と極右のポピュリスト政党、自由党(PVV)のウィルダース党首が13日、ロッテルダムでテレビ討論を行った。

  ルッテ首相を首班とする少数与党の第1次連立内閣は、欧州経済危機のさなかの2012年、PVVが閣外協力を撤回したことで総辞職に追い込まれた経緯がある。同首相は討論会の締めくくりで、自分はそれ以降二度とウィルダース氏を信頼することはないとし、「このような党とは再び手を組まない。連立相手に選ばないだけでなく、閣外でも支持を当てにするつもりは全くない。二度とだ」と言明した。

  これに対し、ウィルダース氏はルッテ氏が12年の総選挙前の公約を破ったと非難。「減税や移民政策の厳格化、勤労者への1000ユーロといった公約はどうなっただろうか。移民は過去最多を更新し続けており、税は増える一方だ」と指摘した。

  13日に公表された3つの世論調査では全体情勢はこれまでとほとんど変わらなかった。2つの調査ではVVDが予想獲得議席数でPVVに3、4議席リードしており、1つの調査では両党が並んでいる。投票日が近づくにつれ、ほとんどの調査でVVDが反イスラム、反欧州連合(EU)を掲げるPVVを追い抜いている。

  しかし各党とも下院150議席の5分の1を超えない見通しであり、連立が必要になる。他の主要政党もウィルダース氏と協力する可能性はないとしている。

原題:Rutte, Wilders Swap Jibes in Debate 36 Hours Before Dutch Vote(抜粋)

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