ティラーソン米国務長官はエクソンモービルの最高経営責任者(CEO)だった当時、電子メールの別名アカウントを頻繁に使用していた。ニューヨーク州のシュナイダーマン司法長官が指摘した。

  シュナイダーマン長官はエクソン調査に関する裁判所文書の中で、ティラーソン氏はエクソン在籍時に気候変動リスクに関する電子メールを送る際、「ウェイン・トラッカー」というアカウント名を使っていたと説明。この別名アカウントはエクソンのシステム上で少なくとも2008-15年に使用されていたという。ティラーソン氏はミドルネームがウェイン。

  シュナイダーマン長官はマンハッタンにある州裁判所のバリー・オストラガー判事宛ての13日の書簡でこう申し立てるとともに、裁判所命令で義務付けられている資料の提出をエクソンが怠ったと主張。ニューヨーク州とマサチューセッツ州は、気候変動がエクソンにもたらす影響について同社が何年にもわたり投資家を欺いていなかったかを調べている。

  気候変動の他にも、ティラーソン氏の別名アカウントは「重要な事柄」についてのやりとりで使用されたとしているが、書簡は詳細を明らかにしていない。国務省の報道官は取材への回答を控え、エクソンに問い合わせるよう述べた。

  エクソンの広報担当者アラン・ジェファース氏は電子メールで、ティラーソン氏の主要アカウントに届くメールが増え過ぎたため、別名アカウントは「幅広い業務関連のやりとりを、一部の会社幹部や元会長との間で安全に手早く交わすため」に使用されていたとコメントした。

原題:Tillerson Said to Use Email Alias ‘Wayne Tracker’ at Exxon (3)(抜粋)

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