英上院は13日、欧州連合(EU)離脱手続き開始のためにリスボン条約50条を発動し、離脱の通告を行う権限をメイ首相に与える法案の修正を撤回し、法案を原案通り可決した。これに先立ち、下院が再審議後の採決で上院による修正を否決していた。

  EU離脱通告法案の議会通過に伴い、メイ首相は原則2年の離脱交渉の開始を3月最終週に発表する方針。首相の計画に詳しい当局者2人が明らかにした。

  同法案の審議では上院で、在英EU市民の権利保障に加え、離脱交渉の結果について議会で拘束力を伴う採決を行うことを義務付ける修正が加えられたが、いずれも下院の再審議後の採決で否決された。

  与党保守党が辛うじて過半数を維持する議会での今回の勝利によって、メイ首相は議会に手を縛られることなく離脱交渉を進め、党内での権力基盤を強化することが可能になりそうだ。

原題:May Eyes Late-March Brexit Trigger as Parliament Clears Way (1)(抜粋)

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