米国、為替に関するG20合意の順守を呼び掛けへ-財務省高官

  • ムニューシン財務長官は今週開催のG20で国際会議にデビュー
  • 米企業のため公平な条件の確保目指す-財務省高官が記者団に語る

ムニューシン米財務長官は、今週の20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議で各国・地域に対し、競争的な通貨切り下げは控えるとしたコミットメントを守るよう促す。米財務省高官が13日に明らかにした。

  今回のG20会議は、ムニューシン長官にとって国際会議でのデビューとなる。トランプ米大統領は選挙キャンペーンで、貿易での不公正な行為や為替操作を行っている国に厳しく臨む考えを示していたが、こうした姿勢に変化があるかどうかを見極める上で、ムニューシン長官の発言が注目されている。貿易での優位性確保を目的とした通貨切り下げへの米国の対応について、同長官がどのようなメッセージを発するが焦点となる。

  ワシントンで匿名を条件に記者団に語った財務省高官によれば、ムニューシン長官は、為替についてはこれまでのG20合意を履行する重要性を強調し、米国の企業と労働者のため条件を公平にする必要性をあらためて表明する。

  トランプ大統領は、就任後直ちに中国を為替操作国に認定するとの公約を掲げていたが、まだ実行していない。ムニューシン長官は先月、貿易相手国による為替操作の有無については、財務省が定期的なレビューに基づいて判断するとの見解を示していた。同省は次回の為替報告書を4月に公表する予定。

  G20財務相・中銀総裁会議は3月17-18日にドイツのバーデンバーデンで開かれる。それに先立ち、ムニューシン長官はベルリンでドイツのショイブレ財務相と会談する予定。

原題:U.S. to Urge G-20 Partners to Abide by FX Pacts, Treasury Says(抜粋)

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