アトランタ連銀:ボスティック氏を新総裁に選出、初の黒人連銀総裁

米アトランタ地区連銀理事会は13日、南カリフォルニア大学教授のラファエル・ボスティック氏(50)を新総裁に選出した。連邦準備制度103年の歴史の中で、黒人の地区連銀総裁誕生は初めて。

  ボスティック氏は、オバマ政権時代の2009年から12年にかけて米住宅都市開発省(HUD)長官補佐を務め、戦後で最も深刻な不況に対応するための政策立案に加わった経験を持つ。金融政策に関する具体的な見解は知られていないが、貧困層支援への関心は示してきた。

  全米不動産協会(NAR)のチーフエコノミスト、ローレンス・ユン氏は「ボスティック氏は金融政策と不動産(市場)への影響の間にある重要なつながりを理解している」と述べた。

  ブルッキングス研究所のアーロン・クライン研究員が昨年8月公表した調査結果によると、1913年に連邦準備制度が創設されてから地区連銀総裁を務めた計134人のうち、黒人やヒスパニック系はおらず、女性もわずか6人だった。

  ボスティック氏は6月5日付で、2月28日に退任したロックハート前総裁の後任となる。最初に出席する連邦公開市場委員会(FOMC)は今年6月13、14両日の会合で、18年には投票権を持つFOMCメンバーとなる。今週と5月のFOMCには、ロックハート氏の任務を暫定的に引き継いだアトランタ連銀のグディング第一副総裁が出席することになっている。

  ボスティック氏はハーバード大学を卒業後、1995年にスタンフォード大学経済博士課程を修了。1995年から2001年にかけて連邦準備制度理事会(FRB)のエコノミストを務めた。

原題:USC’s Bostic to Become Fed’s First Black Regional-Bank Chief (1)(抜粋)

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