1年前は、米連邦公開市場委員会(FOMC)が2016年の4回利上げ予測を取り下げざるを得なくなったが、今年はFOMCの予測に誰もが同調しつつある。

  ブルームバーグが3月7ー8日にエコノミスト45人を対象に実施した調査の予想中央値では、今年の利上げ回数は3月と6月、12月の3回と見込まれている。これは2月調査の2回を上回り、FOMCが昨年12月に示した予測中央値に一致する。

  投資家も最近、見通しを引き上げている。フェデラルファンド(FF)金利先物市場に織り込まれた年内3回以上の利上げ確率は3月1日に初めて50%を超えた。

  スタンダードチャータードの米国担当シニアエコノミスト、トーマス・コスターグ氏は「米金融当局は満足している」と指摘。「今回は、当局と市場が同調しているようであるため朗報だ。ボラティリティー(変動性)が低水準にとどまる可能性を意味するためだ。市場の見通しを修正する必要はない」と分析した。
  
  エコノミストや市場のこうした金利予想の変化は、好調な経済指標の相次ぐ発表や、経済が順調なら14、15日開催のFOMCでの利上げが「適切になる可能性が高い」という3月3日のイエレン連邦準備制度理事会(FRB)議長をはじめとする当局者の発言が背景にある。当局は3月のFOMCで最新の経済・金利予想を公表する。

  ブルームバーグのエコノミスト調査では、FF金利の18年末と19年末の予想平均も0.25ポイント上昇し、FOMCの予測に一致していることが示された。

PeriodSurvey MedianSurvey AverageFed Dec. Projections
20171.4%1.4% 1.4%
20182.12.12.1
20192.92.92.9
Long-run3.03.03.0

  エコノミストは今回の引き締めサイクルでは政策金利が19年4-6月(第2四半期)の3%でピークを付けると予想している。

原題:Fed, Economists and Investors Show Rare Harmony on Rate Outlook(抜粋)

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