大手鉄鉱石生産会社、値下がり局面乗り切る見通し-現金収入確保で

  • 海上輸送市場の供給業者の約90%、60ドルで利益確保へ:CRU
  • 鉄鉱石の指標価格は先週、2月10日以来の90ドル割れ

  世界の大手鉄鉱石生産会社は、予想される価格下落を乗り切ることができる見通しだ。生産コスト削減競争により、業界の利益率を圧迫する水準が劇的に低下し、鉱山業界の回復につながった現金収入の確保が引き続き可能になるとみられるためだ。

  調査会社CRUグループのシニアコンサルタント、エイドリアン・ドイル氏(シドニー在勤)は電話インタビューで、世界の鉄鉱石海上輸送市場に供給する生産者の90%余りが、指標価格が1トン=60ドルの水準で利益を確保することができると指摘。3年前には同じ価格水準で損失を回避できる生産者は約65%にとどまっていた。

  海上輸送市場で供給が拡大し、中国で在庫が膨らむ中、鉄鉱石の指標価格は先週、2月10日以来の90ドル割れとなった。メタル・ブレティンによれば、中国・青島の鉄鉱石(鉄分62%)価格は9日、1ドライトン=86.79ドル。2月21日には94.86ドルと、2014年8月以来の高値を付けた。

原題:Top Iron Ore Miners’ Cash Juggernaut Set to Survive Price Crash(抜粋)

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