先週の原油値下がりはヘッジファンドの動きをきっかけに始まったが、今後も下落の一途をたどる可能性がある。

  米商品先物取引委員会(CFTC)のデータによれば、投資家によるウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)原油の買越残高は1カ月ぶりの低水準に落ち込んだ。この後、原油相場は昨年12月以降で初めて1バレル=50ドルを割り込んだ。

  エネルギー関連の商品に重点を置くヘッジファンド、アゲイン・キャピタル(ニューヨーク)のパートナー、ジョン・キルダフ氏は「今回の建玉報告は始まりにすぎない」と指摘。「この週の下落幅は、大量の手じまいがあったことを示している。次週の報告が重要な節目になるだろう」と述べた。

  米政府が発表した在庫統計で米国の原油在庫が過去最高水準に達したことを受け、原油相場のボラティリティー(変動性)は、2014年の相場下落が始まる前以降で最も大幅に上昇。石油輸出国機構(OPEC)が昨年11月末に原油減産で合意して以降の原油相場上昇分が打ち消された。ベーカー・ヒューズが今月10日発表したデータで米国の石油リグ(掘削装置)稼働数が引き続き増加したことから、相場下落は加速した。

  CFTCによれば、ヘッジファンドによるWTIの買越残高は7日終了週に2.9%減少。前週も6.5%減だった。

原題:Oil Bulls Head for Exit Before Market Dive on Swollen Stockpiles(抜粋)

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