米連邦準備制度理事会(FRB)は10日、JPモルガン・チェースでアジア事業のシニアエグゼクティブを務めていた方方氏とティモシー・フレッチャー氏の採用慣行に関し、贈賄に相当するとして両氏に対する罰金と金融業界からの永久追放を求める方針を発表した。

  FRBの発表資料によれば、両氏は外国の当局者や顧客に取り入るためインターンや他の従業員を採用したとされる。中国投資銀行部門のトップだった方氏に100万ドル(約1億1500万円)、「ジュニア・リソーシズ・マネジメント・グループ」を担当した元マネジング・ディレクターのフレッチャー氏に50万ドルの罰金支払いをそれぞれ求める。

  「方氏が運営していた紹介採用プログラム」に絡み、両氏は「ビジネスでの不適切な優位性を得る」ためインターンシップをオファーし、賄賂禁止規定に違反したと、FRBは説明している。

  JPモルガンは昨年11月、不適切な採用への組織的な関与があったとするFRBなど複数の米当局からの非難に対応し、決着を図るために約2億6400万ドルを支払った。

  JPモルガンの広報担当、ブライアン・マーキオニー氏は、バンカーらの行為は「容認できない」とした昨年11月の同社発表よりも踏み込んだコメントを避けた。同発表では、2013年に問題の採用プログラムを打ち切り、雇用慣行の改善を進めたとしていた。

原題:Fed Seeks Ban of JPMorgan’s Ex-Investment Bank Head in China (1)(抜粋)

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