フランス大統領選の世論調査で最有力候補の立場を固めつつあるマクロン前経済相は、他候補から一段と攻撃を受けている。

  共和党は無所属のマクロン氏(39)を怪しげな権力ネットワークの中心人物に据えようと1930年代の反ユダヤ主義のイメージにまねた画像をツイッターに掲載した。フィヨン元首相を支持する共和党員はこのツイートを取り下げて謝罪した。

  マクロン陣営の広報担当、ベンジャミン・グリボー氏は、ある候補の背後に秘密の勢力が存在するという考え方は極右の伝統的テーマだと指摘し、「共和党と名乗る党がそうした言動を行うのは驚きだ」と述べた。

  マクロン氏への対立候補からの攻撃はここ数日相次いでいる。社会党のペイヨン元国民教育相はマクロン氏が左派と右派の両方を引き付けている点について、「ガス室」につながる考えに匹敵すると指摘した。マクロン陣営はこれを受け、与党社会党のアモン陣営からペイヨン氏を追放するよう要請した。

  マクロン氏への攻撃がエスカレートしているのは、有権者の間で同氏への支持が高まっているためだ。最近の複数の世論調査では、マクロン氏が第1回投票で極右政党・国民戦線(FN)のルペン党首とほぼ互角となり、5月7日の決選投票ではルペン候補を制することがほぼ確実視されており、次期仏大統領に就任する可能性が最も高いと目されている。  

原題:Macron Rebuffs Increasingly Nasty Attacks as Poll Strength Grows(抜粋)

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