中国経済を巡る楽観的な見方から本土株が上昇しているが、景気の好調さは株式投資家に懸念ももたらしている。一部の資金運用担当者は景気の勢いが強まれば中国人民銀行(中央銀行)の引き締めを招くと見込み、中国株に慎重になりつつある。

  ゴールドマン・サックス・グループによれば、人民銀の周小川総裁は2017年について中立的な姿勢を強調し、当局者はこれまで政策金利の引き上げを避けているが、本土市場では人民銀の「大きなタカ派的シフト」を織り込み始めている。

  珩生鴻鼎資産管理の戴明ファンドマネジャー(上海在勤)は「当局の引き締めペースと企業利益の回復ペースの競争のようだ」と指摘した上で、「株式市場でさらに調整がある可能性がある」と述べた。

  本土株の指標、CSI300指数は今年に入り3.7%を超える上昇。

  南方基金管理の史博最高投資責任者(CIO)は人民銀のレバレッジ(借り入れ)抑制策に伴う市場への悪影響はこれまで債券に集中しているが、政策引き締めの可能性が本土株にとって「主要なリスク」だと話した。

原題:China Stock Bulls Turn Wary as Growth Sparks Tightening Risk (2)(抜粋)

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