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●日本株ことし高値、欧米金利高と115円台円安-金融、輸出広く上げる

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  東京株式相場は続伸、TOPIXと日経平均株価はことしの高値を付けた。欧米の長期金利上昇や為替が2カ月ぶりの円安水準に振れ、企業業績への期待で保険など金融株、電機や自動車など輸出株中心に幅広く高い。

  TOPIXの終値は前日比19.33ポイント(1.2%)高の1574.01、日経平均株価は286円3銭(1.5%)高の1万9604円61銭、両指数は2015年12月7日以来の高値水準。先物・オプションの特別清算値(SQ)算出があった影響もあり、東証1部の売買代金はことし最高。

  ピクテ投信投資顧問の松元浩常務執行役員は、「欧米長期金利の上昇が円安を通じ、日本株の支援材料。マクロ経済が堅調で、米国の利上げはかなり早そうだと市場はみている」と指摘。日本株に対し「強気。相対的に割安で、業績の伸びも期待できる」と話した。

  東証1部33業種は保険、証券・商品先物取引、空運、医薬品、サービス、電機、食料品、輸送用機器など31業種が上昇。鉄鋼、海運の2業種のみ下落。保険では、野村証券が第一生命ホールディングスとT&Dホールディングスの判断を「買い」に上げる材料があった。空運では、メリルリンチ日本証券がANAホールディングスの投資判断を2段階上げた。金融セクターは、前日の米金融株の堅調も支援材料。

  売買代金上位では、ゴールドマン・サックス証券が「買い」判断を再強調したリクルートホールディングス、メリル日本証が判断を「買い」に上げた大塚ホールディングスが高い。ソニーや野村ホールディングス、デンソーも買われた。半面、新日鉄住金やJFEホールディングス、NTTデータ、商船三井、東ソーは安い。東証1部の売買高は22億6716万株。売買代金は2兆9484億円。代金は昨年12月12日以来の高水準。上昇銘柄数は1563、下落は341。

●超長期債が下落、米金利上昇や20年入札警戒感で売り-先物は限月交代

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  債券市場では超長期相場が下落。前日の米国債相場が続落したことや、来週の20年債入札に向けた売りに押された。日本銀行が実施した国債買い入れオペ結果を受けて午後の取引開始後には買いが優勢になる場面もあった。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の346回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値より0.5ベーシスポイント(bp)高い0.09%で開始。いったん0.08%に下げた後、0.085%で推移した。

  新発20年物159回債利回りは1bp高い0.675%。午後に入って0.665%まで戻したものの、14日の20年入札に向けて売りが出た。新発30年物54回債利回りは1.5bp高い0.865%、新発40年物9回債利回りは1bp高い1.045%と2週間ぶりの高水準を付けた。

  JPモルガン・アセット・マネジメントの塚谷厳治債券運用部長は、「米10年債利回りが2.6%を明確に上抜けした場合には、日本国債にも影響が及ぶだろう。来週の米利上げは織り込み済みだが、米連邦準備制度理事会(FRB)の先行きスタンスを見る上で声明やイエレン議長会見には注目だ」と話した。

  日銀は午前の金融調節で残存期間「1年超3年以下」、「3年超5年以下」、「10年超25年以下」、「25年超」の国債買い入れオペを実施した。1ー3年の買い入れ額は前回より200億円少ない3000億円と、2回連続で減額。残りの3本は前回オペと同額だった。

  長期国債先物市場で3月物は前日比10銭安の150円28銭で取引開始。午前の日銀オペ通知で残存1-3年が減額されるといったん軟化したが、すぐに持ち直した。午後は150円50銭まで上昇し、結局は2銭高の150円40銭で引けた。

●ドル・円が1カ月半ぶり高値、米利上げ観測支えに115円台半ば

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  東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=115円台半ばまで上昇し、約1カ月半ぶりの高値を付けた。2月の米雇用統計の発表を米国時間に控える中、来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ観測を背景とした米金利上昇を受けて、ドル買い・円売りが優勢となった。

  午後3時35分現在のドル・円は前日比0.4%高の115円44銭。前日の米国市場終盤に115円ちょうどと1月30日以来の115円台を回復した流れが継続し、午後には一時115円46銭と同19日以来の水準までドル高・円安が進んだ。円は主要16通貨に対して全面安となった。

  バンク・オブ・アメリカ外国為替本部の岩崎拓也営業本部長は、米10年債利回りがトランプ相場での最近のレンジ2.3~2.6%を上抜けしているとし、「ドル・円も3度目の正直で115円台に乗せた」と説明。「米雇用統計が3月利上げの機運をはく落させなければ、テクニカル的にはもう少し上値を試す余地があると思う。115円を抜けて118円台まで想定している投資家は多い」と述べた。

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